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能登半島地震

2024年01月10日(水)

能登はやさしや 土までも

……なんて書いていたけれど,
いま,どうなんだろう.

いつだったか,全国の志賀町・鹿町(村)の首長らによる集まりがあった,
と聞いたことがあったが,
あるいは記憶違いだったろうか.

昨夏,能登に行ってみたいな,と思っていた.
知人が,行ってきたと,SNSに投稿していた.

それで,たまたま読んでいる新聞の,
志賀原発に関する記事の見出しが,ちょっと気になった.
さいしょ,何事もなかったかのような報道があったと記憶するけれど,
かならずしもそうではなかったらしい.
これで,おしまいになればよいけれど,
福島第一は3/11ではなく,3/14だったか.

メディアによれば,あるいは震源域は100キロ超に及んだのではないか,
そんな推測もあるとか.
関東大震災も小田原から東京湾まで変動があったとも聞く.
また,3/11の震源域は,長さ500㌔に及ぶとも.

地震が続いていた地域なのに,とも思った.
どうだったのだろうか.
もちろんこんな大きな地震の「予知」は,なされなかった.
ゲラーさんではないけれど,予知よりも,もっと注力すべきところがあるのかもしれない,
などと感じたが,どうなんだろう.

それで,これは日経新聞の見出しから.


● 能登半島地震、小売り・物流で影響 原発は「問題なし」
  2024-01-02

● 北陸電力、志賀原発の油漏れ一部海面に 「有害物質なし」
  2024-01-07

● 志賀原発、地震の揺れが一部で想定超え 原子炉異常なし
  2024-01-10


さいきん地震が……なんてことを聞くけれど,
振り返れば,列島は,ずっと大きな地震が起きてきたのではないだろうか.
それぞれの地域の実情があるから……なんて弁明も耳にするけれど,
大きな災害の生じるたびに,同じような弁明を耳にする.

都市計画やまちづくり,
あるいは交通計画など,
医療,公衆衛生……,
わが身も振り返りながら,さて,なにか予め用意するところがあっただろうか,
そんなことを,いつものように思う.

そういえば神戸の時,保健所を訪ねたのだけれど,
要援護の高齢者の所在を把握するのに手間取ってたいへんだったとか,
そんな話があった.
福祉分野の情報と,地域保健分野の情報が,組織の分断を反映して,
統合されていなかったとか,
そもそもデータが施設の損壊ですぐには手に入らない,
そんな話を聞いた記憶がある.

しばらく目をこらし,耳をそばだてて.

そういえば,テレビのインタビューで,
障害児の母が答えていた,避難所から出たのだそうだ.
出た,というより,むしろ出された,のではないだろうか.
いや,追い出された……のかもしれない,と感じた.
環境の大きな変化で,こどもがふだんにもまして騒いだのだろう.
それで,避難所の迷惑だから,ということのようだった.
メディアとしては,ちょっと珍しいインタビュー,と感じてしまった.
いいこと,ちょっとお涙ちょうだいみたいな現地ルポを目にすることが多いなかで,
きちんと報道してほしいところだと思った.
東北の時にも,ちょっとどうなっているんだろう,と思ったのだった.


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