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小中の教材費無償化 海老名市が1.5億円 当初予算案 ……………か?

2024年03月09日(土)

先月の小さな,地域版の記事.
海老名市がどうこうとというわけじゃないのだけれど,
いつからだろうか,無償化,現金給付…….

税金には,所得再分配の効果がある……というのが,
財政学などを学ぶ前提にあっただろうに,
そうした問題についての提案など聞くことはほとんどない.
現金給付や,ここにあるような費用無償化などでは,
公平の観点から,
金持ちだろうが,貧乏人だろうが,みなおなじように,
ということらしい.

公平?
あるいは,衡平?

平等……をどう考えるか.
税制の大きな変化を見てから,数十年が経過するか.
サッチャーのイギリス,レーガンのアメリカ,列島では中曽根あたりか.

そういう社会が――いや,サッチャーは「社会」など存在しない,といっていたか――望ましいと考える人もいるのだろうが,
ぼくには,やはりちょっとどうなんだろう,と思う.

教育についていえば,
そもそも義務教育とかいっているにもかかわらず,ずいぶんな負担をしてきているんだろう.
いや,いい学校に入るために……か? 

そういえば,教育の外部効果,どう考えるか.
ほんとうは,本人が得るであろうモノは,ある意味で教育制度の生み出した外部効果のもたらしたものかもしれない.
一国の政治経済システムじたいが,教育制度によって基礎をつくられているのかもしれない.
にもかかわらず,と思ってしまう.


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小中の教材費無償化 海老名市が1.5億円 当初予算案 /神奈川県

 海老名市は4月から小中学校の全学年で、ドリルや単元末ワークテスト、実験器具、調理実習などの教材費を無償化する。これまでは入学時の費用負担が重い小1と中1のみ無償化していたが、全学年に拡大する。22日に発表した2024年度当初予算案に関連費用1億5千万円を盛り込んだ。

 市によると、小中全学年で教材費を無償化するのは県内で初めてという。昨年11月に6選を果たした内野優市長の公約の一つで、12月市議会の答弁で、予定を前倒しして新年度から実施することを約束していた。

 公平性を保つため、私立小中学校に通う子どもの保護者にも、相当額の年1万〜1万9千円程度を申請に応じて支給する。

 また、4月から中学校でも全6校でミルク給食から完全給食に移行するのに合わせて、中学校でも食材費高騰対策として1食20円を公費で負担する。予算案に計3800万円を盛り込んだ。学校給食費の保護者負担は小学校で年4万9500円、中学校では年5万9400円になる。

 新年度当初予算案は一般会計が508億9100万円(前年度当初比4・8%増)で過去最大となった。(豊平森)
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