ガザの病院を訪れた国際赤十字会長ミリヤナ・スポルヤリッチの声明。
2023年12月06日(水)
「X」上で,国際赤十字会長ミリヤナ・スポルヤリッチさんの動画がでていて,
そこでの発言(英語字幕)を,日本語に翻訳されていた.
―――――――――――――――――――――――――
kaz hagiwara(萩原 一彦)@reservologic·12月5日
ガザの病院を訪れた国際赤十字会長ミリヤナ・スポルヤリッチの声明。
以下和訳します。
「ヨーロッパ・ガザ病院を訪問し、そこで目にしたものはとても言い表すことができないようなものでした。
引用
Mirjana Spoljaric@ICRCPresident·12月5日
My message from Gaza today:
私が最もショックを受けたのは、ひどい怪我を負い、両親も失い、世話する人もいない子どもたちの存在でした。私たちは今、救援物資を積んだたくさんのトラックをガザに送り込むことではどうにもならない状況に直面しています。
ガザの市民を保護する必要があります。どこにも行き場のない女性や子どもたちや高齢者たちです。今日私が会った人々の大半は、何度もあちこちに避難させられています。治療の途中で避難する必要があったり最初に到着した病院で治療を受けられなかったりして手や足を失った人たちもいました。
今日聞いたところによると、北部では外科手術の能力をすべて失ってしまっているそうです。
この明らかに非人道的な状態に対して国際社会の名誉にかけて解決策を見つけなければなりません。
私は当事者双方に、そして影響力を持つすべての人に呼びかけます。このようなひどい状態を収束させ、双方の人々の計り知れない苦しみに対して軍事以外の解決策を見つけましょう。私たちは人々の権利、一般市民の権利、抑留されている人々の権利、人質の権利をすべて守らなければなりません。
国際赤十字は人々の苦しみを和らげるために最大限努力をしています。でも私たちだけではできません。人道的な解決策だけでは無理なのです。政治的な解決策が必要です。」
以上です。
kaz hagiwara(萩原 一彦)@reservologic·12月5日
ちなみに、国際赤十字がこのような声明を公に出すことはきわめて異例なことです。
…………………………………………………………………
列島のメディアでは,
まったく触れられていない――ということはないのかもしれないけれど,ぼくのかたよった見方のせいかもしれないけれど(なお,とくにハマスを支持する,イスラエルに反対する,というわけではない.中途半端と言われても,戦争はやめるべきだ,というに過ぎない.それで何ができるか,なかなか悩ましくはあっても.),
ガザーイスラエルについて,踏み込んだ発信はみられないように思う.
そもそも現地に,列島のメディアに属するスタッフが駆けつけて,取材し,報道しているとは思われないようだから.
TBSの記者が,ガザの外から実況を放送していたか.
近くの本屋で,Newsweek日本語版を立ち読みしたり,ときどきネットでアメリカのメディアをのぞいたり,「X」上に流れる情報を眺めて,
そして,これまでの経緯などを眺めて,
ガザ――というよりハマス?――とイスラエルの「戦争」,あるいは「戦闘」というのは,
表現としてどうなんだろうと思う.
これは,イスラエル軍による一方的な掃討作戦なんだろう.
圧倒的な戦力差がある,一方は国家の正規軍で,他方は外国勢力からの多少の援助があったとして,非正規武装勢力とのあいだに,「戦争」なんてあるのか,と思う.
(かつてのベトナム戦争でも,北ベトナムによる本格的なてこ入れまで,南の反政府勢力がどのような戦いをしていたか,思い返すと,
あるいは,北ベトナムの本格介入後であっても,制空権を持たず,兵器などをとれば圧倒的な強弱の違いがあるなかでの戦闘のあり方を考えれば,ハマスの戦闘の仕方を,避難するだけで良いか,は疑問が残るとは思う)
そういえば,Newsweekの記事だったか,パレスチナ自治政府を牛耳る?ファタハなどへの対抗上,イスラエル政府は,ハマスをむしろたすけてきたというべきではないか,という見解もあるとか.
たしかにイスラムが,なかなか一致団結にいたらない,それなりの歴史的な背景でもあるんだろうが,それはイスラエルについても,同じような事情があるのだろう.
列島のメディアは,ぼくのみる限りでしかないけれど,ユダヤ教,ユダヤ人,シオニズムといったコトバをきちんと定義し,あるいは使い分けているようには見えない.
ロシアーウクライナの戦争でも,正教の役割など,ほとんど触れられない.
あるいは,役割などないと言うことなのかもしれないけれど,そうしたことも含めて,正教のありようなど,ほとんど教えてもらえない.
あるいは,ポーランドがカトリック国――とまで言えるかどうか知らないけれど――であることの影響なども,まったくみたことがない.
中東地域についての宗教事情,もうすこし丁寧な報道があってもよさそうだけれど.
いや,たぶん中東地域だけのことではないのだろうが.
まとまらないまま.
「X」上で,国際赤十字会長ミリヤナ・スポルヤリッチさんの動画がでていて,
そこでの発言(英語字幕)を,日本語に翻訳されていた.
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kaz hagiwara(萩原 一彦)@reservologic·12月5日
ガザの病院を訪れた国際赤十字会長ミリヤナ・スポルヤリッチの声明。
以下和訳します。
「ヨーロッパ・ガザ病院を訪問し、そこで目にしたものはとても言い表すことができないようなものでした。
引用
Mirjana Spoljaric@ICRCPresident·12月5日
My message from Gaza today:
私が最もショックを受けたのは、ひどい怪我を負い、両親も失い、世話する人もいない子どもたちの存在でした。私たちは今、救援物資を積んだたくさんのトラックをガザに送り込むことではどうにもならない状況に直面しています。
ガザの市民を保護する必要があります。どこにも行き場のない女性や子どもたちや高齢者たちです。今日私が会った人々の大半は、何度もあちこちに避難させられています。治療の途中で避難する必要があったり最初に到着した病院で治療を受けられなかったりして手や足を失った人たちもいました。
今日聞いたところによると、北部では外科手術の能力をすべて失ってしまっているそうです。
この明らかに非人道的な状態に対して国際社会の名誉にかけて解決策を見つけなければなりません。
私は当事者双方に、そして影響力を持つすべての人に呼びかけます。このようなひどい状態を収束させ、双方の人々の計り知れない苦しみに対して軍事以外の解決策を見つけましょう。私たちは人々の権利、一般市民の権利、抑留されている人々の権利、人質の権利をすべて守らなければなりません。
国際赤十字は人々の苦しみを和らげるために最大限努力をしています。でも私たちだけではできません。人道的な解決策だけでは無理なのです。政治的な解決策が必要です。」
以上です。
kaz hagiwara(萩原 一彦)@reservologic·12月5日
ちなみに、国際赤十字がこのような声明を公に出すことはきわめて異例なことです。
…………………………………………………………………
列島のメディアでは,
まったく触れられていない――ということはないのかもしれないけれど,ぼくのかたよった見方のせいかもしれないけれど(なお,とくにハマスを支持する,イスラエルに反対する,というわけではない.中途半端と言われても,戦争はやめるべきだ,というに過ぎない.それで何ができるか,なかなか悩ましくはあっても.),
ガザーイスラエルについて,踏み込んだ発信はみられないように思う.
そもそも現地に,列島のメディアに属するスタッフが駆けつけて,取材し,報道しているとは思われないようだから.
TBSの記者が,ガザの外から実況を放送していたか.
近くの本屋で,Newsweek日本語版を立ち読みしたり,ときどきネットでアメリカのメディアをのぞいたり,「X」上に流れる情報を眺めて,
そして,これまでの経緯などを眺めて,
ガザ――というよりハマス?――とイスラエルの「戦争」,あるいは「戦闘」というのは,
表現としてどうなんだろうと思う.
これは,イスラエル軍による一方的な掃討作戦なんだろう.
圧倒的な戦力差がある,一方は国家の正規軍で,他方は外国勢力からの多少の援助があったとして,非正規武装勢力とのあいだに,「戦争」なんてあるのか,と思う.
(かつてのベトナム戦争でも,北ベトナムによる本格的なてこ入れまで,南の反政府勢力がどのような戦いをしていたか,思い返すと,
あるいは,北ベトナムの本格介入後であっても,制空権を持たず,兵器などをとれば圧倒的な強弱の違いがあるなかでの戦闘のあり方を考えれば,ハマスの戦闘の仕方を,避難するだけで良いか,は疑問が残るとは思う)
そういえば,Newsweekの記事だったか,パレスチナ自治政府を牛耳る?ファタハなどへの対抗上,イスラエル政府は,ハマスをむしろたすけてきたというべきではないか,という見解もあるとか.
たしかにイスラムが,なかなか一致団結にいたらない,それなりの歴史的な背景でもあるんだろうが,それはイスラエルについても,同じような事情があるのだろう.
列島のメディアは,ぼくのみる限りでしかないけれど,ユダヤ教,ユダヤ人,シオニズムといったコトバをきちんと定義し,あるいは使い分けているようには見えない.
ロシアーウクライナの戦争でも,正教の役割など,ほとんど触れられない.
あるいは,役割などないと言うことなのかもしれないけれど,そうしたことも含めて,正教のありようなど,ほとんど教えてもらえない.
あるいは,ポーランドがカトリック国――とまで言えるかどうか知らないけれど――であることの影響なども,まったくみたことがない.
中東地域についての宗教事情,もうすこし丁寧な報道があってもよさそうだけれど.
いや,たぶん中東地域だけのことではないのだろうが.
まとまらないまま.
2023-12-06 22:09
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