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JR函館線,JR大糸線

2022年04月17日(日)



函館線の長万部-余市間が廃止になるのだそうだ.
新幹線が建設中,並行する在来線が次々に廃止されてきた.
廃線,には至らなくて,地元自治体による第3セクターかで運営されるところがほとんどらしいが,
ここは廃止とか.
あとは,バスが運行されるとのこと.

新幹線が,地域の振興に役立つ……というのは,
さて,ほんとうなのか.

峠道が,新しい道路の開通で,使われなくなり,廃れていき,峠の茶屋もなくなり……,
というのは,何も江戸時代のはなしじゃないだろう.
そして,峠道に沿った集落は人が去り,草木に覆われていく.
今でもそんな地域が,列島のあちらこちらにあるのではないか.

在来線の経営形態の変更の影響は,どうなのか,
沿線地域の政治,経済などにどんな影響を与えてきたか……,
ちゃんと掘り下げた検討が欲しい.

長崎に住むいとこの話,
博多までコンサートを聞きに行くことがよくあるのだそうだ.
特急を使えば,簡単に日帰りができる…….
新幹線を引っ張ってこようとしている,一部開通の予定とも.
それで,ほんとうに地元の経済,社会,生活に役に立つのだろうか,と思う.

……………

函館線,いや,函館本線と呼んでいたんだよね.気がつくと,室蘭本線が主流になっていたようだけれど,以前は、特急などは函館本線経由が多かったのではなかったか.
どうだったか.
ここへ来て,その函館本線の一部廃線,バスによる代替だとか.

そうしたJR西が大糸線などの経営状況を公表し,
で,これは,遠くない将来にそれらの廃線,バスなどへの代替を狙っているんだろうと思わせるけれど,
たぶん実現されてしまうんだろうな.

国鉄の分割民営化のときに,もうこうなることが必至だったんだろう.
すでに赤字線の廃線,鉄道ダイヤの見直しが進んでいたように記憶する.

止めようがない……のだろうな、とは思う.
国労や動労といった,国鉄の労働組合は、いったいどういう役割を果たしたのだろうか,
そう思い返す.
いや,彼らの反合理化闘争?があろうとなかろうと,こうなる運命に変わりはなかった?

ものの本を読むと,ヨーロッパでは鉄道総延長が伸びているとあったが、どうなんだろう.

資源がどうとか,環境がどうとか,
いろいろ言われるけれど,鉄道と自動車,鉄路と道路,最近あまり聞かなくなってるな,
とは思う.

あるいは,「旅」のありようも変わっている,ということなのかもしれないな.
新幹線が営業を始め,しだいに特急,急行が廃止され,在来線の第3セクターかなどもあり(?).
長距離列車そのものがほとんど姿を消して,
列車の乗り継ぎもなんだか不便そうで,
汽車の旅は,もうありえないってことなんだろうか…….
いや,お前だってクルマを使っているじゃないか,と言われると,うなだれてしまう.
それでも,出張には,新幹線ではなく,在来線を使おうとか,
多少の工夫をしていたのだけれど.


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JR函館線一部廃止へ
2022年2月4日 5時00分

 2030年度の北海道新幹線の札幌延伸で、JR北海道から経営分離される函館線の函館―小樽間(約288キロ)のうち、長万部(おしゃまんべ)―余市間(約120キロ)の廃止が固まった。3日の北海道と沿線9市町の会議で、同区間のバス転換について沿線7町の容認方針が出そろった。国土交通省によると、並行在来線の廃止は、当時の長野新幹線開業に伴い1997年に旧JR信越線の横川―軽井沢間(約11キロ)が廃止されて以来2例目。

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JR西、大糸線の一部存廃議論へ
2022年2月4日 5時00分

 JR西日本は3日、長野県松本市と新潟県糸魚川市を結ぶ大糸線(105キロ)の一部区間について、廃止も視野に入れた協議を沿線自治体と始めると発表した。人口減などの影響で利用者が減っている上、コロナ禍で同社の経営は悪化しており、不採算路線の見直しを急ぐ。

 対象区間は、南小谷(長野県小谷村)―糸魚川駅間の35キロ。3月から長野、新潟両県などとバスへの転換も含めて話し合う。結論を出す時期は未定という。



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