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(声)保育園長、まず「先生」の廃止から

2023年12月24日(日)

「先生」というコトバが,ちょっと話題になった大昔,
議員が先生,ヘンだね……とか.
世に,どのくらいの「先生」があるんだろう?
そんな話,で,先生と呼ばれるほど偉くはないよ,と,
けっして自嘲ではないセリフだったか.

そうしたら,保育園でも「先生」なんだそうだ.


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(声)保育園長、まず「先生」の廃止から
2023年8月30日 5時00分

 保育園長 久保田力(静岡県 65)

 4月から地元の民間保育所の施設長(園長)を務め始めた。

 30年以上、大学教員として保育士養成と関わりながら、専ら外側からの観察と考察を続けてきたが、いざ内側に入ると発見と驚きの連続だ。

 保育実践の経験はほぼ皆無ゆえ、保育の技術や崇高な理念を口にはできないが、「門外漢」なりに変えてみたいことはある。

 まずは「ささやき保育」の実践だ。保育士の声は大きなことが多い。人によっては、こうした声が指示的・命令的・高圧的に聞こえるかも知れない。事故や危険防止の場合を除いて、乳幼児への声かけはもっと優しくありたい。

 第2は「園行事」の見直しだ。保護者に見せるための自己満足的な行事が多い気がする。こども自身の「やりたい!」を優先して、自己満足的な内容は減らしたい。

 そして、とりあえず始めたのは、「先生」の呼び方の廃止だ。幼稚園や小学校をまねてか、こどもも保護者も本人たち相互でも保育士を「先生」と呼ぶ。

 だが、「先生」には上下関係が潜んでいる。「誰でも『さん』で!」というわけである。
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