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鳥取県知事がチャットGPT禁止を表明「地べたで集めた情報に価値がある」

2023年09月26日(火)

けさの朝日新聞1面はAIだったか.
まぁ,なかなか賑やかだし,興味がない……ということはないのだけれど,
なぜこんなに騒々しく取りあげなければならないのか、とは思う.

と思っていたら,
ちょっと前の新聞記事に、おもしろいのがあった.

機械は,自分で見聞きし、調べているわけではない.
遠い将来,すべての情報,知識がデジタル化されたとき,あるいは機械が自ら学習し,考えるときがあるのかもしれないけれど,
いまは,違うのでしょう?
だれかが,機械に情報を与えている.情報を処理する手順については,これもまた機械に与えられているのだろう.誰が? ヒトが.

僕が本や雑誌などを読むとき,ネットから情報を得ようとするとき,
一定のバイアスがかかっているだろうな,とは思う.ぼくは,まったく公平無私なわけじゃないから.
機械は、ひょっとすると公平無私かもしれないけれど,しかし,現状では,外部から情報が与えられなければならないのだとすれば,さて,誰が,どんな情報を与えているんだろう……ということだな,
というのは,大きな間違いだろうか?

あるいは,ネット上の罵詈雑言を,機械はどんなふうに読み解いていくのだろう,とおもうことがある.
これは罵詈雑言である……とか,
いや,愛ある戯れ言である……とか,
はて,さて.


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鳥取県知事がチャットGPT禁止を表明「地べたで集めた情報に価値がある」
地域 政治・行政 鳥取 行政
【中國新聞】2023/4/20
(最終更新: 2023/4/20)

 鳥取県の平井伸治知事は20日、インターネット上の膨大なデータを学習し、違和感のない文章を生成する対話型人工知能(AI)「チャットGPT」について、職員が議会の答弁資料作成や予算編成、政策策定に使用することを禁止すると表明した。「自治体は地域に出向いて情報を集め、地域の話し合いで意思決定するべきだ」と説明。職員の公用パソコンはアクセスできないよう設定したという。

 記者会見で平井知事は、広島県など活用を目指す自治体が相次ぐ「チャットGPT」について「スムーズに文章が出てくるが、情報は過去か現在で、未来の答えは出てこない」と指摘。「現場に出向き、地域の特性に合わせて有効な政策を考えなければならない。端末をたたいて出てくる答えではなく、地べたで集めた情報に価値がある」と強調した。

 また、地方自治や議会がAIに依存すると「民主主義の根幹に関わる」と述べた。一方で「検索エンジンとして情報収集に使うことはありうる」として、私的な活用は否定しないとした。(小畑浩)


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