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(かたえくぼ)教団関連施設を訪問/えっ、訪問したっていいかも

2022年08月20日(土)

ウクライナの戦争の報道を見聞きしながら、
ちょっとヘンだな、と感じていたら、
こんどは、旧統一教会と政治家、政党との関係が一挙にメディアを占領したような。

で、どちらも何か違うような、というか何かがこぼれてしまっているような、
そんな気がする。

最初に仲正昌樹さんの本を手にとったのがいつころだったか、あまり覚えていない。
そのとき、原理運動との関係を書かれていたか、あまり覚えていないけれど、
学生のころに原理宇運動に関わっていたということは、知っていたように思う。
いや、もう運動から、旧統一教会から離れているから、
といった理由で本を手にしたわけじゃなくて、本のテーマというか、中身がおもしろそうだったから、なのけれど。

ぼくが学生のころ、キャンパスに原理運動の人を見かけることはなかったように思う。
学校によっては、ずいぶん勢力を伸ばしていたんだろうが。
まぁ、原理運動だけじゃなかったように思うけれど。

じぶん自身はどうだったか、とちょっと思う。
仲正さんは、運動のなかにいる限り、とても居心地がよかった、というようなことを書かれていたかと思う。
ちょっと誤解があるかもしれないのだけれど、
でも、それってとてもありそうなことだな、とは思った。だからこそ運動に荷担していったんだろうと思う。
集団と個人、といっていいんだろうか。
ぼくは、ずっと……ということでもないけれど、集団というか、ちょっと違うな、というような感じがあった。いや、すこし自己弁護っぽいけれど。

いや、それで、政治家で、彼らと意見を同じくしているのであれば、そう言えばいいじゃないか、
そのこと自体を論う必要なないだろう、そんなふうにみていた。
そして、その意見、考えについては、これはこれとしてきちんと議論すればいいんじゃないか、
そう思われたけれど、
お付き合いが暴露された人たちは、なぜか知らなかったの、いろんな人とお付き合いしているから……とか、なんだかすっきりしない。
旧統一教会の教義に賛同しているなら、そう言えばいいじゃないか、と思ったが、
どうもそういうぐあいには話が進まない。

半島の国と列島の国の関係のねじれが、もっと捻れてしまったような、そんなことになりそうな、
そんな感じすらする。

亡くなった人には、思わざる災難だっただろうと思うけれど、
これを政治的テロと断じるような当初のメディアの反応は、いったいなんだったんだろうといまになって思う。いや、最初の報道の時から、なんだか薄っぺらな、なんだか一面的な、と思えたのだけれど。

が、ひょっとすると曲がりくねって、政治テロだったのかもしれないな……。
いや、そんなことはないんだろう、伝えられる範囲で、犯人の元自衛官は、いわば彼の復讐を成し遂げただけなんだろう。

それで、旧統一教会が、いわゆる霊感商法などでいろんな被害者を出しているのだとすれば、
これはこれできちんと取り締まりの対象とすればいいだけだったんじゃないかと思う。
でも、そうはならなかった。
(そこで、名称変更問題をめぐる元文科省次官の発言があり、いちぶで行政における裁量のありかたをめぐってなんやかやのSNS上のやりとりがあるらしい)

信仰はなかなかむずかしいな、と思う。
もうずいぶん前、教義で、子どもへの輸血を拒むという事件もあったか。それを事件と呼ぶこと自体が、当事者からすれば問題だったかもしれないが。

いや、要は、ほんとうに信仰の問題であり、また政治信条の問題なんだとすれば、
だからこそそれなりにお付き合いしてきたんだろうから、
きちんと自分の信条なり、信念なり、あるいは考えなりを説明してくれればいいのだけれど、
本人たちも、またメディアの側も、いまひとつ、
何かちょっと違うんじゃないか、
いや、違う視点があってもいいんじゃないか、と思いながら、
新聞の小さなコラムを見ていた。


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(かたえくぼ)教団関連施設を訪問
2022年8月19日 5時00分

 知らない人についていかない。
 私たち、学校で、習ったよ。
 ――こどもたち
 元文科相の萩生田さま

 (千葉・房総直送便)

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