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「レコード芸術」休刊へ――たんにアナログか,デジタルか,ではなく

2023年08月04日(金)

小さな記事だった.
読者ではなかった.
本屋さんで眺めるだけだった.
もはやレコードではない……ということか.
それでも,ちょっと立ち止まった.
ちょっとさびしくもあった.

アナログか,デジタルか,
ということではなかったのだと思う.
そう思いたい.
いや,じっさいにそうなんだと言い張りたい.

批評とか,評論とか,
どんなふうになっていくんだろう,と漠然と思う.
それで,いいのだろうか……とも.

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「レコード芸術」休刊へ
2023年4月4日 5時00分

 クラシックCDの専門誌「レコード芸術」が、6月20日発行の7月号を最後に休刊となる。発行元の音楽之友社が3日、発表した。

 創刊は1952年3月で、公称部数は現在10万部。63年から毎年末、日本のクラシック分野の優れた新譜を顕彰する「レコード・アカデミー賞」も主催している。近年の音楽媒体や雑誌を取り巻く環境の変化や、用紙などの原材料費の高騰といった複合的な理由という。
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小さなコト,あるいは学校とか,思い出すこと

2023年04月04日(火)

朝刊の本の広告を見ていたら,

「起立・礼・着席」の号令で始まる授業!?
「気をつけ」「前へならえ」「休め」って軍隊か!?
「漢字を10回書け」って作業でしょ!?
……これで子どもたちの想像力・創造力を育めるか

という紹介文があった.

松永暢史と奥多摩少年作家連
日本の教育,ここがヘンタイ!

どんな本なのか,知らない.
でも,紹介の文章は,よくわかるようには思う.
というか,詰め襟の制服については,軍隊から模倣したようなことを聞いたことがあったかな.
セーラー服はどうだったろうか.女のいない軍隊……だったろうか.

大きな時計は,学校につきものだった.
時間の観念を国民に植え付けるため,と聞いたことがあった.
日が昇り,日が沈む,
それで一日を過ごしていたのだろうか,
いや,江戸にだって時計はあった……とはいえ,
多くの人びとにとってどうだったか,
そんなことを思い出しながら,
小さな兵隊たちが校庭に整列していたころを思い出す.

運動会の競技種目も,なんとなくそういわれれば,
たとえば騎馬戦とか,棒倒しとか,
それっぽくはあるか.

教師は指揮官だったろうか.
反発と同調,あるいは従順か…….
「いい子」「いたずらっ子」…….
思い出すことはある.そのころ,教師は地域ではとても高学歴の集団だった.
それだけでなんだか偉そうに見えたかもしれない.

それで,教師からなにを学んだだろうか.教師はなにを教えていたのだろうか.
じつは,あまりなにも覚えていない.
振り返れば,結局は自分で勉強したのだろう,と思う.
学ぶことを,学んだとでも言うか.


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