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どうでもいい雑念だけれど.

2023年08月30日(水)


また,「補助金」なんだそうだ.
ガソリンの値段が高くなって,当面止まらないのではないか,とか.
200円/L超えもあるのでは,との業界通の指摘もあるらしい.
それで,補助をやめる予定だったらしいが,延長しようということらしい.

電気料金にも,同じようなことがあるんだとか.

むかしのことを思い出す.
オイルショック前,ガソリン価格は50円くらいだっただろうか.
クルマと縁がなかったので,あまり覚えていないが.
それが,オイルショックで急上昇.
また,自動車の排ガス問題への対応も強く求められていた.
低燃費,低公害の自動車エンジンの開発が進んだのは,そんな外側の事情があったかラジャなかったか.いや,外側ではない。マーケットのありようの問題だったのだと思う.

マーケットの圧力,需要側からの圧力が,供給側の革新を促す……というのは,
別段珍しいわけじゃなかった? 
いや,ひょっとすると,そんなイノベーションはなかったと思っているのかもしれない,国の政策担当,いや,政治家か.

いま求められているのは,化石燃料からの脱却らしいから,ガソリン価格の上昇は,むしろ好機だともいえそうだ.
もちろん,脱却への道のりに相応の時間がかかるとすれば,過渡期における一部の利害関係者の負担をどう考えるか,ちょっと思案が必要だろうし,
場合によっては,そもそもそんな必要があるのか……なんて言いがかりをつける向きもあるのかもしれない.

石油で思い出すけれど,OPECを引っ張っていたサウジアラビアのヤマニさんといったか,彼はエネルギー資源の転換は,資源の枯渇から生じるのではない、と語っていた.じっさい,石炭から石油への転換は,必ずしも石炭資源が枯渇したからではない.石炭価格が高騰したわけでもない.

もどろう,
またも補助金なんだそうだ.
この政府は,イノベーションが重要課題だという.
どこに,どんなイノベーションがおこると考えていらっしゃるのか、よくわからないけれど,
打ちだしてくる政策をみていると,なんだかイノベーションからはほど遠いようにも見える.
補助金を出す,
無料にしよう……たとえば子どの医療費とか,学校の授業料とか……,
それで,どうしたいんだろうと思う.

いや,そうした対策の原資はどこからでているのか?
まるで政治家たちが……ここは与野党を問わないみたいだが……,打ち出の小槌をもっているかのようだけれど,
そんなのがまったくの虚妄であることは明らか.
政策とか、ビジョンとか,計画とか,いや,まったくどうなっているのかわからない.

しかし,気になることがあったな……,
まるで古代の化石を観るような,西武そごうの従業員によるストライキ.
当然の権利だったのではないだろうか.
労働組合の頭領が,与党に賃上げをお願いする図なんて,いったいどうなっているんだと思わせるが,
この国は,来るところまできてしまっているのではないか,と思うこともある.

労働組合については,いろいろ思うところもある,
あるいは,古い記憶が蘇ってくる.
労働組合の指導者たちは,どこを見ていたのだろうか,とか,
あるいは,じぶん自身も含めて,「労働者」をどう見ていたんだろう,
あるいは夢想していたんだろう、とも思わないではない.

以前,仕事の関係で,国鉄清算事業団から迎えいれた若い人たちとはなしをしながら,
当時の国鉄労働者の指導者たちは,どう考えていたのか,と考えた.
国労の幹部の書いた本などを読んだこともあったな,と思い返す.

社会党系と共産党系の対立から,組合が分裂し,
さて,どうなったか思い返す.結局,多くが非組合員となっていった.
現場の活動家たちに,そうなるよ,といくら言っても,結局どうにもならなかった.
労働組合を,その上部団体,さらに政党の幹部たちはどう見ていたのか,と思う.

振り返ると,保守政党の変遷にも,じつは同じようなことがあったようにも見える.

新自由主義,そしてバブル……あの頃のことを,もうすこし考えておかないといけないのかもしれないと思う.
いつだったか,世界の株式市場の株価総額が,GDPの総額を上回った.
いまどうなっているか,まったく疎くなってしまったけれど,
経済ニュースに株価の動向はよく報じられる.それも,ごく短期の話として.
とても違和感があった.
いまも.


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(声)保育園長、まず「先生」の廃止から

2023年12月24日(日)

「先生」というコトバが,ちょっと話題になった大昔,
議員が先生,ヘンだね……とか.
世に,どのくらいの「先生」があるんだろう?
そんな話,で,先生と呼ばれるほど偉くはないよ,と,
けっして自嘲ではないセリフだったか.

そうしたら,保育園でも「先生」なんだそうだ.


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(声)保育園長、まず「先生」の廃止から
2023年8月30日 5時00分

 保育園長 久保田力(静岡県 65)

 4月から地元の民間保育所の施設長(園長)を務め始めた。

 30年以上、大学教員として保育士養成と関わりながら、専ら外側からの観察と考察を続けてきたが、いざ内側に入ると発見と驚きの連続だ。

 保育実践の経験はほぼ皆無ゆえ、保育の技術や崇高な理念を口にはできないが、「門外漢」なりに変えてみたいことはある。

 まずは「ささやき保育」の実践だ。保育士の声は大きなことが多い。人によっては、こうした声が指示的・命令的・高圧的に聞こえるかも知れない。事故や危険防止の場合を除いて、乳幼児への声かけはもっと優しくありたい。

 第2は「園行事」の見直しだ。保護者に見せるための自己満足的な行事が多い気がする。こども自身の「やりたい!」を優先して、自己満足的な内容は減らしたい。

 そして、とりあえず始めたのは、「先生」の呼び方の廃止だ。幼稚園や小学校をまねてか、こどもも保護者も本人たち相互でも保育士を「先生」と呼ぶ。

 だが、「先生」には上下関係が潜んでいる。「誰でも『さん』で!」というわけである。
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